建物工事⑮「外壁仕上げ」(上棟37日目〜44日目)
2015年11月28日 窓モール取付け
この日に現場を訪れると、窓モールが取り付けられており、外観が完成形へと近づきつつあった。窓モールを付ける事で可愛らしい雰囲気になり、妻も喜んでいる。モール、幕板はニチハ製でラフティMGグリーンという色を選んだ。外観デザインを提案して頂いたコーディネータOさんに感謝だ。
窓モールに近寄ってみると、サッシとモールの間に若干の隙間があった。この部分は後でコーキングするための隙間らしい。
バルコニーの様子
バルコニー手摺の内側にもサイディングが施工されている。バルコニーの奥行は標準の範囲内で最大限*1大きく確保してもらった。
また我が家の特徴の一つとして、出入口のサッシの敷居をフラットにしてもらった。その代わりに、バルコニー床を下げている。メーカー選定の頃、「バルコニーの敷居をフラットにできないか?」と他のメーカーでも聞いた事があるのだが、「100万位は追加料金になりますよ。そこまでして必要ですか?」と言われ諦めかけた覚えがある。開成コーポレーションでは特に追加料金無しで対応してくれて嬉しかった。
2015年12月1日 破風板の取付、コーキング準備
破風板の取付け
現場に立ち寄ると、外壁取付でお世話になった方達は既に撤収していた。代わりにサイディングの防水処理を行うコーキング業者さんが、目地のマスキングテープ(?)を貼っていた。
その日の現場の様子はこんな感じ。屋根に破風板が付き、外観上はほぼ完成という感じである。 後は目地のコーキングと雨樋の取付を残すのみだ。パース図よりも良い仕上がりになっていると感じた。そして、妻が気に入ってくれて嬉しかった。
コーキングのマスキング処理
目地が少ないと言われる、サイディング縦貼りの場合でも、コーキングは各所に必要となる。 私が把握している箇所で言うと…
- 出隅 (凸の角)
- 入隅 (凹の角)
- サッシ周り
- 窓モール
- 1、2階サイディング繋ぎ目(=幕板の裏側)
- 幕板の天端
- 吸気口、外部コンセント周辺
実際の施工風景がこちら。青色の部分がコーキング箇所だ。
①玄関ポーチ部分
②サッシ周り
③バルコニー部分
2015年12月5日 コーキング処理の様子
この日は妻、子供と一緒に3人で現場見学した。ちょうど現場監督さんと棟梁さんが昼休憩をしている所だった。 夫婦そろって監督さんに会うのは10月の着工打合せ以来だ。
コーキング処理の様子
コーキング処理が綺麗にされており、遠目で見ると目地がほとんど目立たなく、その仕上がり具合に安心した。 ただ、見た目以上に気になるのはメンテナンスの件だ。コーキングの耐用年数は諸説あるが、10年〜15年位だと思う。 出隅などの目地の防水処理はコーキングとハットジョイナーの2段構えなので、万が一コーキング割れが発生しても雨水が直接侵入しない工夫がされているが、他のサッシ周りや外部コンセント周りはどうなのだろう? とりあえず将来のメンテナンス費用の財源確保が課題だ。
ところで、ハットジョイナーに関しては、こちらのページが参考になった。
①玄関ポーチ部分
玄関ポーチも自然な仕上がりだ。
②窓モール部分
先日に合った隙間が綺麗に埋められている。
あとは雨樋とTVアンテナ工事が未完だが、これで外観工事は一区切りといった所だ。次回からは内装を中心に紹介して行きたい。 建物工事編(完)
*1:延べ床面積に応じて標準のバルコニー面積のサイズは異なる。
建物工事⑭「サイディング貼り(後編)」(上棟27日目〜36日目)
2015年11月26日 サイディング貼り終盤
残すはバルコニー部分
長かった外壁サイディングも大詰めを迎えた。残すはバルコニー部分のみです。 赤枠の部分に金具が少し見えてるが、これでサイディングを固定してる様だ。
幕板の取付け
この日、幕板が取付けられている事に気付いた。この幕板は外観打合せの時に最後まで悩んだ。 個人的には幕板有りのパース図が気に入っていたが、建築費用も抑えたいと思っていたからだ。いざ実物を見ると、パース図の時よりも一層格好良かった。幕板を選んで正解だったと思う。
縦貼りサイディングと水切り
幕板の必要性について少しだけ説明したい。縦貼りサイディングの場合、1階と2階の間にサイディングの繋ぎ目が必ず発生する。 サイディングは縦3030mm × 横455mmの板を並べて施工するからだ。その様子を簡単に模式図に表すと以下の様になる。
簡単に補足すると…
建物工事⑬「サイディング貼り(前編)」 (上棟27日目〜 36日目)
2015年11月18日〜 外壁サイディングの施工
仕事で現場見学がなかなかできず…
恐らく11月18日頃からサイディング貼りの工程がはじまった様だが*1、仕事で残業が続き現場見学ができなかったのが少し残念である。
2015年11月21日 サイディングの施工の様子
この日は土曜日なので朝食を食べると、早々に現場見学に赴いた*2。1階のサイディングは貼り終えて、2階に着手し始めた所だった。現場の様子はこのような感じ。二人の外壁屋さんがコツコツと作業されていたのが印象的だ。
ちなみに敷地内には、取付け前のサイディングが積まれていた。元々はこの倍以上の量があった事を思うと、施工の大変さが良く分かる。サイディングはニチハ製のモエンエクセラード16 キャスティングウッド(カラー:ホワイトアッシュMG)を選んだのだが、イメージ通りで嬉しかった。
軒天の取付
この日に気付いたのだが軒天が取り付けられている。一段と屋根の雰囲気も良くなった気がする。長方形の穴は軒裏換気金物を取り付ける部分だ。
我が家の仕様は…
- 軒天: Wエボニーブラウン
- 軒裏換気金物: ブラック
瓦、軒裏を黒茶系で統一する事で、少し重厚感のある屋根にしたかったからだ。 イメージ通りの屋根になりそうで安心した。
建物工事⑫「横胴縁の施工」(上棟後25日目)
2015年11月16日 縦貼りサイディング横胴縁の施工
横胴縁とは??
サイディングの施工方法を大きく分けると、横貼りと縦貼り*1に分けられる。 縦胴縁、横胴縁の違いや、施工の目的はこちらが参考になった。 端的に述べると、胴縁とは外壁材と断熱材の間に通気層を設けるためのスペーサである。縦貼りサイディングの場合には、横胴縁 + 5mm金具留めが標準施工法の様だ。 横胴縁は文字通り、胴縁を横方向に取り付ける。ただし、上に抜ける通気の道を作るために、胴縁の一定間隔毎に隙間を設けるのがルールらしい。補足しておくと、胴縁と外壁材は5mm程のクリアランスがあるので、 胴縁で通気が遮られている部分にも最低限の通気はある(のかな??)。
実際の施工の様子
我が家がシマシマ柄になっている。横胴縁に通気の道が確保されている様だ。
全景
サッシ周辺も、通気の隙間が設けられている様だ。サッシの下側には青色の防水テープ(?)が施工されている様だ。
サッシ周辺①
サッシ周辺②
追記 11月21日
後日、バルコニー内側の横胴縁の様子を撮影してみた。何故か縦胴縁っぽい物が見えるが、 施工的に必要なのだろう。手すり周辺の防水処理も良好な様だ。
*1:横貼りなら「縦胴縁+5mm金具工法」、または「胴縁無しの通気金具留め工法」の2択がある。
建物工事編⑪「セルロースファイバー壁工事」(上棟22日目)
2015年11月13日〜 セルロースファイバー壁工事
断熱材の仕様
本日から断熱材の施工が始まる。開成コーポレーションの特徴の一つである、セルロースファイバーの施工が始まる。セルロース工事は工程表の中で最も楽しみにしていた工事だ*1。
ここで、セルロースファイバーの仕様を整理すると…
床下(基礎) … 高性能グラスウール*4 80mm厚 λ=0.036W/mK
床(一部、2F床) … 高性能グラスウール*5 120mm厚 λ=0.036W/mK
玄関土間 … スタイロフォーム 30mm厚
階間 … グラスウール 90mm厚以上 *6
まずは外壁の断熱材の施工が始まる。ちなみに、床下(基礎)や玄関土間の断熱材は上棟前に施工済みだ。
11月13日 セルロース用シートの施工
本日、現場に訪れるとセルロースファイバーの施工業者さんが室内にシートを施工していた。 ホッチキスの様な工具で「バチバチバチバチッ!!」とリズミカルにシートを貼っていた。 急な現場見学にも関わらず、快く挨拶して頂いた。
シート施工の様子①
その②
その③
どれも気密性が高い施工がされている様だ。現場の雰囲気はこんな感じで、まだ中身は入っていなかった。 セルロースファイバーの吹き込みは明日以降になるそうだ。
ちなみに、セルロース用のシートにも開成コーポレーションのロゴが印刷されている。
11月14日 セルロース充填
翌日、充填されたセルロースファイバーを見に行った。産後休んでいた妻も、建築現場が見れて嬉しそうだった。
セルロース充填後の様子①
その②
その③
その④
遠目では吹込み前と吹込み後の違いは分かりずらいが、近寄ってみるとパンパンに充填されているのが分かる。昨日、施工したシートの一部に穴を空け、そこから充填しているのだ。
充填完了後は、穴をシートで再び塞ぐ。
床には充填する際にこぼれたであろうセルロースファイバーが落ちていた。*7 十分に吹き込んでくれた証拠だ
気密コンセントの施工の様子
コンセント周囲に黒い気密テープがきっちり施工されていたので安心した。
屋内給排水管の施工の様子
我が家は1階リビング真上の2階に浴室、洗面を配置した。そのため、2階から1階にかけて排水管を設置する必要があった。 開成コーポレーション標準の排水管は、音ナインを使用しているので騒音も少なそうだ。 また、給湯・給水管はヘッダ工法だ。 実物はこちら。
建物工事⑩「タイベック工事」(上棟20日目)
2015年11月11日 外壁の透湿防水シートの施工
今後の工事予定
いよいよ外壁工事が本格的に始まりそうだ。 今週末から来週にかけて、外壁工事とセルロースファイバー工事が平行して行われる様だ。
① 外壁工事
11月11日 タイベック工事(外壁)
11月12 〜 16日 横胴縁の取付工事*1
11月17日〜 サイディング張り
② 内装工事
- 11月13日〜 セルロースファイバー工事(壁)
タイベック・シート貼りの様子
タイベック・シートに開成コーポレーションのロゴが印刷されている。 ハウスメーカ各社からのリクエストに応じて、製造元がロゴ入りシートを作成してくれるのだろうか?
今日は日が暮れる頃に現場に行ったので写真が少し暗い。
北側の様子を近くで観察したが、綺麗にシートが施工されている様だ。*2
玄関ドアの取付も無事に終わっていた。引渡しまでダンボールで保護されている様だ。
最後に、外観の現状の様子はこんな感じだ。
建物工事編⑨「サッシ取付」(上棟19日目)
2015年11月10日 サッシ取付
サッシ取付後の外観
電気配線立会いの日から数日後に現場に訪れると、サッシが取り付けられていた。外観的には外壁サイディングを貼れば家として住めそうな雰囲気ではある。
家の顔となる北側のサッシは、イメージ通りで安心した。
東側のサッシも良い感じだ。
サッシ取付後の内観
先ほどの北側サッシを部屋から眺めるとこの様に見える。 我が家は格子入りの上げ下げ窓を多用したデザインを選んだ。
サッシは内装色と外観色をそれぞれ選べるが、我が家は内側、外側ともにホワイトを選んだ。
こちらは洗面所の風景で、洗面台の上に来るようにハイサイド窓を設置した。
開成コーポレーション標準サッシ
ところで、開成コーポレーション標準のサッシはLixilとYKKの2種類が選べる。 私達はサッシや建具、住宅設備類はLixil製で統一した。Lixilを選んだ場合の開成コーポレーション標準サッシはサーモスⅡHだ。
コンセント類の取付
先日の電気配線打合せの通りに、電気コンセントが取り付けられているのを確認した。現場でコンセント位置の微修正をしたくなった際にも、電気工事屋さんは快く対応してくれた。開成コーポレーションは気密コンセントBOXが標準だ。
防蟻処理
この日、工程表には防蟻処理と書かれていた。色付きの薬剤が塗布される物と 思っていた。実際には透明な薬剤なので、乾くと見た目上は判別が難しいらしい。