建物工事編⑧「構造の特徴」
2015年11月7日 電気配線立会い後の立ち話
無事に電気配線立会いの連絡事項を伝えた後、少しだけ現場監督や棟梁さんと建物の構造についてお話する機会があった。今まで疑問に思っていた事を聞いたり、開成コーポレーションの構造の特徴を改めて再確認した。
幾つか、ここで紹介したい。
1階床の気密施工
こちらは1階床と柱の部分に発砲ウレタンが充填されている様子*1
1階床には碁盤目状の大引きの上に構造用合板が貼られている。柱の部分は、合板を柱に沿ってくり抜く必要があるため、どうしても隙間ができてしまう。床下の断熱効果を高めるためにも、きっちり気密性を確保する方針なのだそうだ。
筋交い直下の補強材
先ほどの写真で、筋交い直下の床面に補強材が配置されているのも開成コーポレーションの特徴だ。巾木や石膏ボードの下地に補強材を入れる事で、掃除機などが多少ぶつかっても凹まない様に工夫されている。
構造用合板28mm
開成コーポレーションの床は剛床工法で28mm厚の構造用合板が使われている。剛床による強度UPが無いと仮定し、柱や梁の強度だけで構造計算行っても十分な耐震性が確保されている。
骨太な梁
開成コーポレーションの梁はオウシュウアカマツ(通称レッドウッド)の集成材だ。我が家は柱4寸角仕様にしたので、梁材は短辺120mm × 長辺180mm〜450mmの梁材が使われている。*2
特に、1階リビング真上の梁の木組みは圧巻だ。
こちらは、外壁付近の筋交い、梁の写真だ。
1階の外周部の梁は、全周に渡り長辺240mmの梁が使われている。建築基準法的には長辺180mmの木材でもOKなのだが、耐震等級3レベルの構造に仕上げている。木造軸組用の一般的な金具*3に加え、2x4工法で使われる様な補強金具も接合部に施工してある。